ご挨拶

こんにちは。もしかしたら初めましての方もいらっしゃるかもしれません。gallery ATELIER代表の石崎と申します。

 

私は2010年にATELIER 103というセレクトショップを開業し、店名をたまに変えながら10年間運営してきました。バイイングコンセプトはシンプルで、「モノより人」。製作者がヤバいかヤバくないか。ちょっと馬鹿っぽいですけどそれだけの基準で世界中から自由に買い付けて、さらに好きなタイミングでお店を開けては閉めを繰り返し、計算してみたら酷い年は年間40日くらいしか開いていないという、ざっくり言えば滅茶苦茶なお店を運営してきました。

 

近年は個人店よりさらに個人を意識した「プライベートセラー」という肩書き(日本ではあまり聞きなれませんが海外では割とポピュラー)で行商のようなことにも挑戦しました。しかし、やればやるほどにというか、お店としては最高のプレゼンテーションが出来れば出来るほどに、本来主役であるはずの製作者の顔が薄れていくという矛盾に気付きます。

 

これはおそらく私だけではなく、業界全体に言える課題でもあります。やっぱり今はSNSやユーチューブなど、洋服プラスアルファの味付けの方がなんなら一番大事で、洋服や製作者のもっと本質的な部分って実はそこまで重要ではなくなってしまいましたよね。そういう時代だから、という言葉で済ませるのは簡単ですが、やっぱり腕っ節一つでも戦える人が本気で作ったモノにしか宿らない力ってあるじゃないですか。そのような世界観をあまり介入し過ぎることなく、ちゃんとした重たさでご紹介したい、というのが今の私の考えです。

 

そういう意味を込めましてこれからしばらくは「ギャラリー」です。セレククトショップよりもちょっとだけシリアスな場所を作ってみました。
毎回がエキシビジョンのような、一つのコンセプトや一人の作り手をご紹介した展示会のような形式です。極力製作者にも実際に来てもらいますので、ネット越しとはまた異なる、雑味の無い世界観を味わっていただけたら嬉しいです。(でもメールでのご注文はできます)

以上です。よろしくお願いします。

記念すべき第一回目はnoriyuki misawaによる「三澤則行展」。展、、。展っていう響き、なんかちょっとくすぐったい。
まもなく開催。(三澤さんのインタビューや最新作のご紹介も近日掲載します)