l’inconnu 1

パリのメゾンにてモデリストとしてコレクションの洋服の設計を担当するKさん(契約上素性は明かせません)。本職とは別に「kbykensuke」として水面化で活動しているわけですが、2021年より弊社では「l’inconnu」(ランコンニュ)というブランド名に変更になりました。kbykensukeというのは元々はお客さんとマンツーマンで作り上げるパーソナルオーダーのコンセプトでしたのでこれには私も納得しています。

 

さて今回のエキシビションのために製作いただいたのはショーツとシャツです。彼の服の魅力はなんといってもシルエットにあるのではないでしょうか。その背景にはやはり「常に最前線の新しさと美しさ」を全世界に向けて提案をし続けなくてはならない場所に身を置いているからなのかもしれません。あまり言い過ぎるとあれですし、すごい偉そうで申し訳ないんですけど、銀座エルメスにもあるようなあの類のエレガントってあるじゃないですか。けっこう皆一度はあのエレガントのバランスを目指したりするんですけど、初めてあれを超えてしまってるシャツを見た。というのが本当に素直な感想です。

コーデュロイのハーフパンツ。「ショートなのにコーデュロイという季節感のギャップが面白いですよね」とKさんは言っていますが、そういうコンセプトの遊びが遊びに全然見えませんよね。ツータックで実際は結構ボリュームがあるのですが、クリースラインの操作により着用時のシルエットはコンパクト。「野暮ったさとキレイの中間の表現です」とのこと。

野暮ったさ、どのあたりにあるのだろうか。